納入事例・コラム

きつい溶接焼けは“仕方ない”ではありません
~光輝焼鈍による焼け取り効果~

溶接後の焼け(ヒートティント)とは?



ステンレス鋼や高Ni合金を溶接すると、溶接線周辺に青紫〜褐色の変色が発生します。
これは溶接熱によって生成される酸化被膜(ヒートティント)によるものです。

この酸化被膜は見た目の問題だけでなく、
・耐食性の低下
・不動態皮膜の不均一化
・後工程での酸洗い負担増
・製品外観品質の低下

といった課題につながることがあります。

【焼け取り前】

溶接部および熱影響部に青紫色の酸化被膜が確認できます。
酸素濃度がわずかでも存在すると、表面に厚い酸化層が形成されます。

【光輝焼鈍処理後】

Bright・Annealの水素雰囲気光輝焼鈍炉にて処理。

・無酸化雰囲気
・全品急冷対応
・固溶化熱処理条件での処理

により、酸化皮膜は還元され、表面は均一で金属光沢のある状態へ改善されます。
酸洗いを行わずに外観が回復するケースも多く、
後工程の削減にも貢献します。

なぜ焼けが消えるのか?


水素雰囲気中では、表面の酸化物が還元反応を起こします。
FeO、Cr₂O₃ などの酸化物は、H₂との反応により還元され、金属状態へ戻ります。

その後、急冷することで、
・粒界への炭化物析出を抑制
・耐食性を確保
・組織の均一化

が可能になります。

こんなお悩みはありませんか?



✔ 溶接焼けが取れない
✔ 酸洗い後もムラが残る
✔ 高Ni材で外観品質が安定しない
✔ 溶接後の固溶化を外注したい

そのような場合は、ブライトアニールぜひ一度ご相談ください。
光輝焼鈍炉・熱処理真空炉ならお任せください。

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